精密工学会北海道支部長に選ばれました北海学園大学工学部電子情報工 学科の深谷健一です。4月の総会、商議員会では広報活動と会員間のコミュ ニケーションの強化の必要性が指摘されました。そこで商議委員の皆様とも 相談し、月1回程度、支部ニュースレターを支部会員の皆様へ送信させてい ただくこととしました。内容については担当者に考えていただきますが、手探 りで始めたことです。皆様のご意見をいただけますなら幸いです。
1998年に支部講演会を北海学園大学工学部で開催しましたが、そのときは センターの建物が工事中で皆様にご迷惑をおかけしました。文科省の補助 金事業として1期1998~2002「知的画像・言語情報処理システムにおける情 報統合処理技術の研究開発」、2期2003~2007「視覚・画像・音声・言語情 報処理の高度化と知的計測制御技術への応用」(外部評価により継続)の プロジェクトを推進中です。詳しい内容は次のHPを参照してください。 http://www.eli.hokkai-s-u.ac.jp/HRC/
1)テーマ:自律移動ロボットの環境認識、航法および人間とのインタラクション
2)内容:ロボットが工場から出て人間の日常生活に寄与する生活支援型ロ ボットへのニーズが高まっており、自律的に移動する能力や人間との簡便で 利用しやすいインタフェース能力が必須であり、この二つの分野を主に研究 しています。前者ではリアルタイムの画像処理技術を活用した自己位置推定 手法を確立したので、移動誤差補正に不可欠の目印をロボット自身が獲得し て移動する研究へ発展させます。後者では人間からロボットへの動作指示を 鍵盤からの文字入力ではなく、誰でも使える赤外線リモコンのボタン操作で 行う方法や加速度センサを利用した人間の手ジェスチャによる直感的なロボ ットへの指示方法を可視化していますが、より自然で親しみやすい指示へ改 良を進めています。またロボットがLEDを発光させると同時に音声を出力して 人間の注意を喚起する方法も研究しています。これらの基本技術を組み合わ せ、荷物運搬ロボットが人間を追尾して移動する応用を可視化しましたが、 滑らかな移動や追尾すべき人間の容易な指示法などの改良を進めています。
3)構成員:学部4年生9名、修士課程2年1名
4)その他:北海道ロボット・トライアスロン
( http://www.robot-triathlon.org/top.html)に毎年参加しており、 2004年札幌大会では優勝できました。