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    北海道大学 大学院情報科学研究科 複合情報学専攻 複雑系工学講座 自律系研究室
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研究室紹介
北海道大学 大学院情報科学研究科 複合情報学専攻 複雑系工学講座 自律系研究室

 本研究室は、現在、古川正志教授、吉井伸一郎助教授、DC3名、MC7名、 UG5名、留学生1名で構成されています。研究室は、工学部時代の精密工 学科精密機器学第一講座に端を発し、沖野教郎教授が世界初の3次元CAD の研究を始められたことで知られ、その後を嘉数侑昇教授が継がれ、日本初 の複雑系工学講座を設立された中で、自律系工学研究室として受け継がれた 研究室です。そのため、研究室の歴史としては、先に述べた3D-CAD及びCAD/CAM、ソフトウェアド・ロボテックス、人工知能、自然知能、進化計算、 自律分散型ロボット、自己組織化、オープンソース、ミドルウェアプラットホーム、 等の常に最先端の研究が実施されてきました。

 その後、研究室は吉井伸一郎助教授を中心として、複雑ネットワークの研究 が実施されています。複雑ネットワークとは、これまで考えることのできなかった ようなヒュージなネットワークであり、その例としては、人間のつながり・病原菌 の伝染経路・免疫ネットワーク・分子ネットワーク、等があります。これらのネット ワークの多くは、スケールフリー、スモールワールド、アルバート/バルバシ 等で発見されたモデルとなっています。研究室では特にWEB上に観察される 複雑ネットワークを解析し、そこからの新しいもの作りを研究テーマとしています。

 古川正志教授は、今年の4月に旭川高専から新規に赴任されました。 古川正志教授は、これまでに、強化学習の工学的応用、進化計算の物流シス テムへの適用、自律分散型生産システムにおける自律エージェント数理モデル、 ニューラルネットワーク自己組織化の開発、等を実施してきています。 また、最近は、エージェントの相互作用が全体性を創発するとの考えを示し、 組み合せ爆発問題を多項式オーダーで解く解法を提案しています。

 古川正志教授・吉井助教授とも、企業との共同研究をもち、今後は二人のコラ ボレィトした研究が期待されています。

 研究室では、この10月に社会人DCが2名入学することが決まっています。また、 来年度は新MCが8名、研究生が1名入学することも決まっていますので、今後の パワーアップが期待されます。


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